83: ◆DAC.3Z2hLk[saga]
2017/12/16(土) 01:09:49.12 ID:Qezuh/qr0
ほんの湯呑一杯分のスピリアルが茶釜に入って。
次の瞬間、「ごうぅうぅうんっ」と物凄いエネルギーが膨れ上がるのを感じました。
――また引き離される!!
咄嗟にそう思った私は、考えるより先に立ち上がっていました。
「美穂!?」
「ああっ、危ないですよ〜!!」
――お父さん、お母さん!!
今が一番近いんだ。
勇気を出したら、飛びつける距離なんだ。
これ以上、離れられるわけには……!!
「美穂ちゃん!!」
私を追って蘭子ちゃんも飛び出します。
止めるプロデューサーさんを振り切り、ソリを蹴って、目と鼻の先の座敷の縁へ。
…………届いた!!
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