60: ◆DAC.3Z2hLk[saga]
2017/12/16(土) 00:53:14.43 ID:Qezuh/qr0
ごうっと音がして、アイドルが上空の寒気を連れてきた。
降り立ったのは謎の獣、そしてその手綱を握る長い銀髪の少女だ。
「皆さん、こんばんわ〜。いいお天気ですね〜」
「イヴ、ブリッツェン! 間に合ってくれたか!」
「ブモッ!」
イヴ・サンタクロース、それに空飛ぶトナカイ(?)のブリッツェン。
いつもならプレゼント満載のソリを引いているところだが、今日は人を乗せて貰うしかない。
「ささ、早速どうぞ〜! サンタのソリは百人乗っても大丈夫ですから〜!」
「じゃ、美穂と蘭子は俺と一緒に。周子、紗枝、芳乃は……いいな?」
「あいよ。ま、やるだけやってみましょーか」
「狸とやり合ってみるんも、また一興どすなぁ。なんやうきうきしてきましたえ〜」
「心配は無用なのでしてー。そなたらもー、無事にらいぶを迎えられますようー」
「もちろんっ! その為に、みんなにも手伝ってもらったんだもん!」
「うむ! この漆黒の魔王達が生まれいずる世界の真理、必ずや掴み取ってみせるわ!」
俺、美穂、蘭子。そして楓さんとイヴがブリッツェンのソリに乗り。
周子、紗枝、芳乃は、そんな五人を見送るのだった。
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