54: ◆DAC.3Z2hLk[saga]
2017/12/16(土) 00:48:17.69 ID:Qezuh/qr0
「おっほん! それでは、わたくしはこれで。午後からありすさん達とお茶会の約束がありますのっ」
「ああ、東京に戻ったら改めてちゃんとお礼をするよ」
「本当ですの!? それじゃあいつかおっしゃっていた、らーめんじろう? のお店に連れて行ってくださいまし!」
「う、うん、考えとく…………」
「それと、『お二人』もちゃんとお届け致しましたわ。そちらはプロデューサーちゃまのご指示の通りに動いていると思います」
「おう!」
「さて……爺や。空港に寄る途中、どこか和菓子屋さんに寄ってくださる? お土産をご用意しなくては」
「承りましてございます、お嬢様」
ドアが閉まる。運転席からおじさまがこっちを見る。
お嬢様にこのようなことをさせて、わかっているだろうな? 的な視線。コワイ!
もちろん百も承知ですとも、と精一杯の笑顔で返すのが凡人の限界だった。
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