55: ◆DAC.3Z2hLk[saga]
2017/12/16(土) 00:49:39.47 ID:Qezuh/qr0
「――あ、そうそう、周子さん! ご両親から伝言が!」
「ん、なに?」
紙袋の中身を確かめていた周子が、思わぬ言葉に目を丸くした。
「『落ち着いたら顔を見せに来い』――とのことでしたわ!」
「落ち着いたら……かぁ。それ、だいぶ先のことになりそーだわ」
紙袋をかかげ、ニッと笑い返す。
「あたし今、超〜楽しいからさ」
かくして、桃華の車は嵐のように去っていく。
ぽかんと見送る美穂の肩を叩き、俺は全員を招集した。
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