53: ◆DAC.3Z2hLk[saga]
2017/12/16(土) 00:47:44.93 ID:Qezuh/qr0
「それと……ごめんな」
「? どうして謝るんですの?」
「桃華はあんまり実家の力を使いたくないんだろ? 状況が状況とはいえ、俺が頼っちゃ示しがつかないよな」
「まあ、何を言い出すかと思えば! そんな水臭いことをおっしゃらないでくださいまし、プロデューサーちゃま」
俺の手を取り、桃華は微笑んでくれた。
「わたくしの進退に関わることなら、家の力に頼りたくないのは確か。ですが、美穂さん……仲間の為なら話は別!
少しでも助けとなるのなら、この櫻井桃華、使える手は幾らでも打ちましてよ!」
「桃華………………。桃華はいい子だなぁ!! 本当に優しい子だなぁ!!」
わしゃわしゃわしゃわしゃわしゃわしゃわしゃわしゃわしゃ!
「きゃっ……♡ も、もうっ、やぁっ♡ ぷっプロデューサーちゃまっ! わたくしはわんちゃんではありませっ、はううううううっ♡♡」
わしゃわしゃわしゃわしゃわしゃわしゃわしゃわしゃわしゃわしゃわしゃわしゃ!!
…………執事らしきおじさまに恐ろしい目で見つめられていたのでやめた。
「あ、もうおしまいなんですの……?」
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