122: ◆DAC.3Z2hLk[saga]
2017/12/16(土) 01:35:56.37 ID:Qezuh/qr0
菜帆「おお〜〜〜……」
P「……うん。素晴らしい仕上がりだ」
123: ◆DAC.3Z2hLk[saga]
2017/12/16(土) 01:36:39.23 ID:Qezuh/qr0
夢のようなLIVEは終わりを告げて。
ステージの光もみんなの声も、空の向こうに飛んでいっちゃうようで、だけど私はいつまでも覚えています。
124: ◆DAC.3Z2hLk[saga]
2017/12/16(土) 01:37:41.77 ID:Qezuh/qr0
―― 12月18日 朝 人吉市・鏡山
125: ◆DAC.3Z2hLk[saga]
2017/12/16(土) 01:38:28.61 ID:Qezuh/qr0
衣装や音楽はなく。
踊りも仲間もなく。
126: ◆DAC.3Z2hLk[saga]
2017/12/16(土) 01:39:07.11 ID:Qezuh/qr0
小日向の由来はいつか話したから、今度は「美穂」って名前についてお話ししますね。
これって実は、狸の尻尾に由来してるんです。
127: ◆DAC.3Z2hLk[saga]
2017/12/16(土) 01:39:55.83 ID:Qezuh/qr0
「――それじゃあ二曲目いきますっ! 『Naked Romance』!」
ポコォォオオオオオオオオーーーーーーーーーーーーーーッ!!!
128: ◆DAC.3Z2hLk[saga]
2017/12/16(土) 01:40:59.99 ID:Qezuh/qr0
さく、さく、と雪を踏みながら、坂道を並んで歩いていきます。
「ん、美穂、尻尾出っぱなしだぞ」
「山にいる間はいいんですっ。だって、自慢の尻尾ですから!」
129: ◆DAC.3Z2hLk[saga]
2017/12/16(土) 01:41:37.03 ID:Qezuh/qr0
……今なら、言えるかも。
130: ◆DAC.3Z2hLk[saga]
2017/12/16(土) 01:42:19.99 ID:Qezuh/qr0
「プロデューサーさん」
揃う足音を、一つ一つ数えながら。
131: ◆DAC.3Z2hLk[saga]
2017/12/16(土) 01:43:05.47 ID:Qezuh/qr0
「それいけっ、チューだ! そこで一発チューだっ! 唇は喋る為に咲いてるんじゃないっ!」
「周子はん〜、そない声出しはると気付かれてまうで〜」
「はわわわ……っ。た、魂の契り……。み、み、蜜のたわむれ……っ」
「よきかなーよきかなー」
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