1: ◆foQczOBlAI[saga]
2017/12/15(金) 01:30:55.21 ID:x1T0rpkl0
知らず知らずの内に、と言うべきだろうか。
いい人なのはわかってる、私のために尽力してくれて、表でも裏でも私を支えてくれる大切な人。
だけど、ほんの少しだけだけど、不義理なことに私はちひろさんが苦手だった。
苦手な先生な前だと背筋がピンとしてしまうことがあるだろう。
かくいう私も学校に苦手な先生が一人いてな、私がロボを披露する度に怒られるのだ。ロボぐらい中学生なら誰でも持ってるだろ。
え、ない?そうなのか……。まあ、Pは私に激甘なので事務所で私を説教する役目なのがちひろさんなのだ。
Pが説教されて、私が巻き込まれる。それが事務所のお決まりの風景にだった。大概は私が作ったロボが原因なのだが。
そういうわけでちひろさんの前だと背筋がピンと伸びてしまう。
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2: ◆foQczOBlAI[saga]
2017/12/15(金) 01:32:47.83 ID:x1T0rpkl0
そんないつも迷惑をかけている私だが今回ばかりはいいことをしようと考えた。巡り合わせのいいことにそろそろちひろさんの誕生日。
日頃の感謝を込めて、彼女に何かしらのプレゼントを贈ろう。決して賄賂などではない。
3: ◆foQczOBlAI[saga]
2017/12/15(金) 01:33:58.97 ID:x1T0rpkl0
あ、ちひろさんが事務所前の掃除をしている。
4: ◆foQczOBlAI[saga]
2017/12/15(金) 01:34:56.08 ID:x1T0rpkl0
今回はちひろさんのためなんだけどな、出かけた言葉を必死で飲み込む。
サプライズにならないのと、天才は結果で見返すものだという確固たる意思だ。
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