151: ◆PChhdNeYjM[saga]
2017/12/17(日) 22:27:11.54 ID:lHb1Hq6uO
梨子「それは、あまりにも当然すぎるというか……多すぎて絞り切れませんよ」
梨子「だってAqoursは、ラブライブの舞台で優勝して……地上波でも放送されたくらいなんですから」
ダイヤ「――本当にそうでしょうか?」
ダイヤ「まず、状況を整理しましょう」
犯行は、辺りが暗く人通りの少ない時間帯に行われた
曜さんはバイトの帰り道で、とある男に話しかけられた
曜さんが言うには、日本人で間違いないとのこと
出会いがしらに犯人が放った言葉は――
『あの……渡辺曜さんですよね? Aqoursのメンバーの!』
梨子「曜ちゃんは、時間も時間だし……相当警戒したみたいです」
梨子「でも、相手がAqoursのことをあまりにも真剣に熱く話すものだから……」
ダイヤ「かつて、μ'sに憧れていた千歌さんの姿を重ねてしまった」
すっかり警戒心を解いてしまった曜さんは、男が芸能プロダクションのマネージャーであることを告げられる
梨子「あの……やっぱり、犯人を絞るのには無理があるんじゃ?」
ダイヤ「そんなことはありませんわよ」
ダイヤ「梨子さん。Aqoursがラブライブで優勝して、一躍有名になったのは……いつの話ですの?」
梨子「え? そんなの、ダイヤさんも知って……」
ダイヤ「……」ジー
梨子「うぅ……3年前、ですけど」
ダイヤ「そう。あれからもう3年も経っているのですわ」
ダイヤ「ですから、犯人がただのファンである可能性は低いのです」
梨子「え……どういうことですか?」
ダイヤ「一般的なアイドルの場合、グループを解散、または離脱したとしても、他の場で活躍することが多い」
ダイヤ「したがって……解散に伴い多数のファンが離れてしまうことはあれ、0になることはまずない」
ダイヤ「ですがAqoursの場合、あれから誰一人として表舞台に立ってはいません」
ダイヤ「唯一梨子さんはピアノのコンサートに出演されていますが、それは海外での話」
ダイヤ「あのμ'sがそうだったように……そろそろ、ほとぼりが冷めてもおかしくない時期なのですわ」
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