16: ◆30lx83ehPU[saga]
2017/12/15(金) 02:13:04.22 ID:iVluf8xFO
「あーっ…その…」
「……………」
今の気持ちの悪い熱弁はきっと聞かれていたんだろう、お互いになんと言えばいいのか分からず、気まずい雰囲気が漂っていた。
「おい、注文」
先輩に小声で諭され、それでまた慌てながらも接客に意識を戻す」
「し、失礼しました。ご注文はお決まりでしょうか?」
「あ、はい、えっと…これ、お願いします」
少女が指差しで示したメニューを見て、マズい、と思った。
「っあー…こちら、揚げ物になりまして…これからご準備しますので少々お時間頂きますがよろしいでしょうか…?」
そう、この店はメニューが多いため、揚げ物は注文をとってから(持ち場的に先輩が)揚げる。
そのため、これで注文を通されると数分間この少女と向き合ってぼったちをキメることになる。
この気まずい空気のまま数分間は流石に辛い、頼むから変えてくれ、と心の中で強く祈った。
18Res/13.16 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20