1: ◆30lx83ehPU[saga]
2017/12/13(水) 01:51:23.54 ID:2YIdiGqqO
【前書き】
モブ男視点
一人称地の文アリ
総選挙ボイス組(特に関ちゃん)SSです
SSWiki : ss.vip2ch.com
2: ◆30lx83ehPU[saga]
2017/12/13(水) 02:01:34.24 ID:2YIdiGqqO
今日は客が多い。
日本の中心から外れた地方の、ちょっと田舎の街。
そんな田舎にありがちな大きなショッピングモールのフードコートに立ち並ぶ飲食店の一つで、俺は休日アルバイトとして立っていた。
3: ◆30lx83ehPU[saga]
2017/12/13(水) 02:08:29.09 ID:2YIdiGqqO
「今日はイベント事やってるんだってよ」
客対応をしていた俺の後ろで作業する手を止めないまま、バイト先の先輩はそう答えた。
注文を捌きながら、隙を見て客に気付かれないように先輩との会話を続ける。
4: ◆30lx83ehPU[saga]
2017/12/13(水) 02:16:13.99 ID:2YIdiGqqO
アイドル最隆盛時代と言われるこのご時世、毎日のように新しいアイドルが生まれて、そして消えていく。
「まぁわざわざこんな田舎まで来るってことは、またぽっと出のアイドルなんですかねぇ」
「それがちょっとは面白そうな話でな、何でもあの346プロのアイドルらしい」
5: ◆30lx83ehPU[saga]
2017/12/13(水) 02:25:26.79 ID:2YIdiGqqO
・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・
・・・・・・
6: ◆30lx83ehPU[saga]
2017/12/13(水) 02:33:31.02 ID:2YIdiGqqO
ステージ上では司会らしき蛍光緑のスーツを着た女性が前座らしきトークを繰り広げていた。
それを尻目に先輩と会話を続ける。
「しかし、アイドル…ふーむ…」
7: ◆30lx83ehPU[saga]
2017/12/13(水) 02:43:16.93 ID:2YIdiGqqO
テレビで見るようなドームとは比べ物にならない程度にそこそこ広いこのモールの一角に、それなりの歓声を受けながらその5人は入場して来た。
ゆるくパーマのかかった茶色の髪を無造作風にセットしたダウナーな雰囲気の女性。
肩より少し長い程度の黒髪の女子高生程度の女子。
8: ◆30lx83ehPU[saga]
2017/12/13(水) 02:57:24.80 ID:2YIdiGqqO
「赤い子って…あの赤髪の一番小さい子ですか」
「そうそう、何か貫禄あって演歌歌手みたい」
それは褒めてるのか、とは思うが、同時に少しだけなるほど、と得心した。
18Res/13.16 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20