【咲-Saki-】求めあうしおるねSS【旧白糸台】
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17: ◆Xk..svTef9j1[saga]
2017/12/12(火) 22:16:51.71 ID:roXtyUv90

栞「あの、るねさん、許していただけたんでしょうか……私、るねさんのこと本気で……!」

琉音「お前さ……」

 扉に手をかけ、こちらを振り返り、彼女は言いました。

琉音「誰にでもあんな……『仲良しちゅー』とか言ってキスすんの?」

栞「まさか! あんなことるねさん以外にしません!」

琉音「そ。ならいいんだよ。おら、お前ら、部活行くぞ。予選まで時間ねーんだからよ……」

栞「る、るねさん……!」

 なんか、落ち着いてしまっているのが逆に怖いです。思い切り叱られたほうがまだマシな気分です。
 なおも謝罪の言葉を重ねようと、彼女を呼び止めます。
 しかし、

琉音「しおり」

 るねさんは私の言葉を遮ります。

琉音「明日、部活終りに時間あるか?」

栞「? はい、空いてますけど……」

琉音「……近所の雑貨屋によ、良いアヒルさんが入ったんだけどよ……」

栞「……はい? それが、なにか?」

琉音「明日、一緒に見に行くぞ」

栞「――え。それって……」

琉音「デートだよ、デート。キスとか……その、えっちの前に、やることがあんだろうが。順序ってものを考えろ」

 好きです→デート行くぞ。
 順序を考えろ→順序を間違えなければやっていい……?

 これはつまり……つまり……!

栞「るねさん、それってつまり……!」

琉音「うっせーよ! 行くのか行かねーのか!」

栞「い、行きます! るねさんとデート!」

琉音「うし。絶対だぞ。おら宮永、いつまで呆けてんだ! 部活行くぞ!」

照「わ、渡辺さん、私、レイプ魔なの……?」

琉音「まだ言ってんのかよ! ちげーよ。あれはなんつーか、言葉の綾っつーか……とにかく、お前は犯罪者じゃねーから安心しろよ」

照「ほっ……なんだ、よかった……」



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