イヴ・サンタクロース「高峯のあの事件簿・プレゼント/フォー/ユー」
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33: ◆ty.IaxZULXr/[saga]
2017/12/12(火) 21:14:50.60 ID:8PMV4OlW0
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高峯探偵事務所

真奈美「犯人が自爆する可能性は」

のあ「ないと思うわ」

志保「でも、間違って爆発するとか」

のあ「ヘレン、意見は」

ヘレン「自爆も誤爆も可能性は低いでしょう」

のあ「どうしてかしら」

ヘレン「温度を下げている理由は?」

菜々「クリスマスにしたいから、じゃないですよね?」

真奈美「爆弾の方に何かあるのか」

ヘレン「イエス」

久美子「ヘレンがくれたデータを見てるんだけど、低温だと意図しない爆発を防げるそうよ」

のあ「逆を言えば、温度があがると誤作動するわけね」

真奈美「北国製とは限らないが、設計図は北国製ということか」

志保「あれ、でも……館内を冷やしているということは」

のあ「館内にも爆弾があるということ」

ヘレン「その通り。久美子、音葉、頼んでいたことはわかっていたかしら」

音葉「はい……屋上の爆発ですが」

久美子「これ、見てくれる?」

真奈美「爆発前か?」

音葉「ええ……爆発したのはここです」

ヘレン「建物の改修工事ね?」

音葉「はい……作業者は工事休みのため不在です……」

久美子「それなのに、車両が1台」

のあ「工事車両ではないわね」

真奈美「普通の乗用車だな」

音葉「それがこうなります……」

のあ「爆発した」

ヘレン「車両が細工されてるわね。音と炎が車両の爆発にしては大袈裟」

久美子「たぶん、そう。窓ガラスとか割れてないけど、天井だけ壊れてる」

のあ「つまり」

ヘレン「パフォーマンスね」

真奈美「そうなると、ガソリンも入ってなさそうだな」

音葉「しばらくしたら……鎮火するでしょう」

のあ「犯人グループは危害を加える気はなさそうね」

久美子「でも、主導権を握ってるのはあっちなのよね」

真奈美「押すにはリスクがいるが」

音葉「何もしないなら……リスクはありません」

久美子「刑事課の人達もそんな判断をしてそうね」

のあ「ヘレン、どうするの」

ヘレン「……」



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