5: ◆b0Vu8MQV5UgY
2017/12/10(日) 20:28:25.74 ID:tkpAzfiG0
ともかくそれからは、「勉強」の名目で先生たちが来ることは無くなりました。
ただ翌日、生徒を逃がしてしまったあの人は、わざわざ必要のない謝罪をするため、お屋敷までやって来て下さいました。
謝るのはルビィの方でした。それなのに、自室からあの大柄な体を見ただけで、ルビィの体は芋虫みたいに縮こまってしまう始末。
お姉ちゃんの胸に抱かれながら、情けなさよりも暖かさを感じてしまい、ルビィはやっと諦めが付きました。
中学生になったお姉ちゃんはあの風邪の日よりも更に輝いて見え、たぶん、これからもその光を増していくのでしょう。
だったら、お姉ちゃんがいればいい、私はキラキラしなくてもいい。
そう思ってしまえば、もうルビィを苦しめるものは何もありません。
ちょっとでもお姉ちゃんに近づきたくて伸ばした髪も切り落とし、今までとは違う自分に。
お姉ちゃんはずっと優しかったし、友達にもそこそこ恵まれ、親友もできました。
―――ジッ
スクールアイドルにのめり込んだのもそれからです。ルビィとは違い、不安一つ見せず全力で輝きを放つ人たち。
―――ジリリリリ
分相応に生きていこう。画面の向こうで踊る女の子たちに二人で沸きながら、そう決めました。
―――ジリリリリリリリ!
胸の中で生まれた憧れに見ない振りをして―――
ジリリリリリリリリリリッ!!!
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