9: ◆eOoekVDkDM[saga]
2017/12/09(土) 13:52:17.51 ID:jmqWzX1v0
ながい、なが〜〜い下り坂。
サーバル「アフリカ園の皆んなが図書館に行くときには必ずここを通るんだよ。」
しんざき「うわ〜、ず〜っと下に続いてる……(フラッ)……おっと……」
サーバル「ちょっと長いけど頑張ろうよ!はい……(スッ)……手を貸してあげるね。」
しんざき「ありがとう。助かります。」手を繋ぎ
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しんざき「はぁ……はぁ……やっぱり下りは下りで……足にくるなぁ……はぁ……はぁ……」
サーバル「あっ!しんざきお兄さん見て見て!」
しんざき「はい、何でしょうか?……はぁ……はぁ」
しんざき(サーバルさんは元気だなぁ)
サーバル「最近誰かがここを通ったみたい!足跡がついてる!!」
サーバル「誰のかなぁ?……えいっ!(ペタン)……えへへ私のじゃ無いよね。」
しんざき「ああ、それはキリンの足跡だね。」
サーバル「ええ?しんざきお兄さん分かるの?」
しんざき「うん。キリンはですね。基本的には偶蹄類と言われるヒズメが偶数の鯨偶蹄目に属していまして、若干ゃ親指は退化して無くなっていて、大きく発達した3番目と4番目の足の指がその大きな2つの足跡で。蹄行性なので、肉食動物から逃げ切れるように。キック力ぅ……ですかねぇ……。ライオンなどの捕食者を蹴り殺せる動物でして、でも飼育員が蹄を切ったり、削らなくてはいけないので、切るのに軽々と、1、2ヶ月掛かるキリンも居ます。」
サーバル「……」ポカーン
しんざき「え?あっ、すみません。つい職業柄で説明してしまいました。」
サーバル「す、すっごーい!さっぱり分からなかったけど、しんざきお兄さんって物知りなんだね!」
しんざき「ええ。興味半分、仕事半分ですけど沢山知ってますよ。サーバルキャットのことだって。」
サーバル「え!?そうなの?教えて!教えて〜!」
しんざき「サーバルはですね。基本的に……」
しんざき「……軽々と1m2m余裕でジャンプしてくれます。」
サーバル「……」
しんざき「 サーバルキャットは僕にとって非常に思い出深い動物なんです。」
しんざき「苦しい思い出も楽しい思い出も、そしてきっとこれからも。」
しんざき「……なんだか不思議です。サーバルさんと一緒に居るとルナを思い出します。」
サーバル「る……な。ルナ!ルナ!そうだ……私は!」
しんざき「?」
しんざき「ルナと言うのは僕がお世話しているサーバルキャットの名前なんです。」
しんざき「サーバルさんのように無邪気で、好奇心旺盛で」
サーバル「うん!しんざきお兄さんは私の事いーっぱい知ってたんだね!凄いや!」
しんざき「ははは、サーバルキャットの方ですけどね?」
サーバル「えへへ〜……あ!ほら、また違う足跡が!しんざきお兄さん!!」
サーバル(……あれ?でも私は……どうしてここに?)
しんざき「それはグレビーシマウマの足跡だね。」
サーバル「え〜そうなの〜?」
しんざき「グレイビーシマウマはですね。基本的に……」
サーバル「すっごーい!」
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