10:名無しNIPPER[sage]
2017/12/08(金) 01:23:35.17 ID:dW68xNSs0
チト「雨だ」
ユーリ「あれぇ雪じゃないの?」
チト「雨だな」
ユーリ「そのうち雪に変わる。私の勘がそう言っている」
はいちーちゃんと言って私にレーションを渡した。
魚のレーション。青空の下、冷たい川辺で洗濯をした時の、あの魚を真似た、レーション。
残念だけど味は魚味じゃなくて、レーション味。
砂糖の甘さだけで素っ気なく、魚を初めて食べた時の、あの味には遠く及ばない。
その魚のレーションの頭の部分を口に咥え、ウィンクをして、カメラを自分に向けていた。
その間抜けなユーに、間抜けさを足した姿を見た私は、思わず聞いてしまう。
チト「何してるんだユー」
ユーは魚を口から外して、わかってないな、とでも言いたげな顔をして、ため息を吐いた。
ユーリ「こうやって食べてる自分を記録に残そうとしてるんだよ」
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