99: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2017/12/17(日) 15:02:50.68 ID:Pl2TdVwXo
===
さて――場面は変わり、春香たちがハムスターのように
お腹とほっぺを膨らませているちょうどその頃のことである。
その少女は一人プロデューサーの住んでいるマンションの前で立ち止まると、
目の前にそびえるノータリンの根城を睨みつけるようにして呟いた。
「全く……。自分の家を集合場所にするなんて、あの人はホントの馬鹿なのかも」
とはいえ、彼女は腹を立てているワケではない。
なにかにつけて毒づいてしまうのは日頃から直したいと思っている癖であり、目つきが悪いのも生まれつき。
少女は愛用のスマホを取り出すと、画面に表示されたメッセージにため息をつく。
そこには今回一緒に仕事をすることになる百合子たちから送られた
『まだ来ないの〜?』
といった類の集合を促すメールが列を作っており、少女は一瞬、
『実は自分に教えられた集合時間は間違いだったのでは?』と錯覚を起こしそうになる。
だがしかし、現在時刻は午前九時。
予定の時間が九時半であることを考えれば、
十分前集合どころかさらに二十分も余裕を持って現場についているのである。
103Res/100.38 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20