43: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2017/12/12(火) 12:22:31.79 ID:UZlyT6fxo
終わりの見えない根競べ……そのうち、である。
我慢も限界に来たのだろう。崩れ落ちそうになる膝に力を込める為に百合子は腿を擦り合わせ、
両手で肩を抱くように身を縮こまらせると「はっ、はっ、はっ」と荒い吐息を繰り返すだけの生き物になった。
なのに、けれども、それでもだ。
視線だけは春香の指先に集中し、瞳孔も開き切った両眼は爛々と、
滴る血潮に注がれ逸らされることは決して、決して無かったのだ。
「――我がしもべ、百合子よ」
名前を呼ばれてハッとする。自身に向けて一刻も早い救済を望む愛らしい少女の反応に、
"女王"である春香は薄く寒気のするような笑みを浮かべると――。
安価↓の2
・百合子に血液を飲ませますか?
【・許可する! ・お預け!】 の二つより選択してください
(安価を出すのは初めての試みの為
不手際があるかもしれないことを先にお断りしておきます)
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