19:名無しNIPPER[saga]
2017/12/05(火) 23:48:05.43 ID:dOXfFJB40
神とのまぐわいから数日後。
久方ぶりの登校である。
チンポの故郷ギルギット・バルティスタン州から学校のあるイスラマバードまでは、いくつもの険しい山々を越える必要があった。
しかも歩くだけでは何日もかかってしまうので、陸路バスのあるギルギットへはロバに乗っていき、そこから隣接都市ラーワルピンディーまでバスに揺られ、到着した後はさらに北へ10km、徒歩で学校へ向かわねばならない。
登校中も、次女に嫌がらせをされるのがチンポは不快で仕方なかった。
誰のおかげで学べると思っているのか。家で仕事をしている長女のことを考えたことはあるか。長女の苦労を思うなら、お前への折檻なぞ屁でもない。逆に愛さえ感じる。感謝をしてほしいものだ。感謝をしろ。感謝をするのだ。
耳元で念仏のように囁きながら、手の甲を思い切りつねってくるのである。バスの中で他人の目もあるゆえ、鞭で打つなど過激なことはできないようだった。
バスのヘッドライトが怪しく光り、暗闇の道を照らし出す。午前二時。ゆったりと動き始めたバスの車内には14、5歳の少女が二人と、奥の方に歯の欠けた老人や強面の男がまばらに座っている。14、5歳の少女二人は勿論、チンポと次姉だ。今日も彼女はチンポの手を強くつねっていた。
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