まゆ「第2回」 美玲「もりくぼカケル!」
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9:名無しNIPPER[saga sage]
2017/12/04(月) 23:34:27.53 ID:0sLsLZuO0
乃々「……うぅ、文香さん、トークが苦手なようには、全然見えないんですけど」

文香「……あっ。その……どうにも、いざ知識や思考を口にすると、話が長くなる傾向があるようで……。悪癖であると、自覚はしているつもりなのですが」カァァ

乃々「そんなこと……むしろ、もりくぼの分まで喋ってもらっても……」

文香「いえ、それは……乃々さんのファンの方々に、申し訳ありませんし……」

乃々「で、でも、文香さんのあんなに良いお話の後に、もりくぼなんかが何を喋ればいいのか……」

文香「……つまり、トークのテーマ、ということでしょうか」

乃々「……はい……テーマがあったほうが、まだマシかと……」

文香「……それでは、折角ですし……『本』について、などは如何でしょう?」

乃々「ほ、本……?」

文香「はい……。そういえば、以前から何度か、乃々ちゃんが机の下で読書をしている姿をお見掛けします」

文香「乃々ちゃんは、どのような本がお好きなのですか?」

乃々「え、えぇと……文香さんが想像しているようなものとは、違うと思いますが……」

文香「……と、言いますと……?」

乃々「あぅ……そ、その……絵本、なんです」

文香「……絵本……それはやはり絵の本、画集などではなく……例えば、『ピーターラビットのおはなし』のような……?」

乃々「あ、はい。そっちです……」

乃々「本当はもっと小さな子供向けのものなのかもしれませんけど……絵本の世界では、森の動物たちが静かに暮らしていたりして。平和で、穏やかで……好きなんです」

文香「……成程……。とても、乃々ちゃんらしいと思います」

乃々「あの……がっかり、しないんですか……?」

文香「とんでもありません。絵本や童話も、児童文学というジャンルの、文学作品のひとつですから」

文香「それに……むしろ、興味があります。……あの、もしよろしければ……乃々ちゃんのお薦めの絵本を、いくつか見繕っては頂けないでしょうか……?」

乃々「ええっ……!?」

文香「私が普段触れることのないジャンルですので、これを機に、と……ご迷惑でなければ……」

乃々「そ、そんな! 迷惑なわけ、ないです……も、もりくぼのチョイスで、よければ……ぜひ……」

文香「ありがとうございます……! ふふっ。人に書のお薦めを尋ねられる機会は多くありますが、反対に人に薦められるのは、随分と久し振りのような気がします……。楽しみに、していますね」キラキラ

乃々「あわわ……せ、責任重大なんですけど……! む、むぅーりー……」プシュー





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