にこ「モテモテになる呪い?」 希「うん」
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12: ◆LXjZXGUZxjdx[sage saga]
2017/12/01(金) 13:58:32.55 ID:6lGqWFow0

にこ「でも本当に良かった。切られた髪がちょっとで。自分でも気付かなかったぐらいだし、誰も気付いてないわよね」

にこ「・・・・・・・・・・・・・あっ、そういえば昨日―――」



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真姫「今朝会った時、髪ちょっと短くしたんだ、とは思ったけど」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜



にこ(えっ? う、うそっ。真姫ちゃんは気付いてた? なんで? 偶然? いや、でも、だって・・・こんな些細な事、毎日私の事をよほど注意深く見てなければ気付くわけないし・・・)

にこ「・・・・・・」

こころ「お姉さま?」キョトン


にこ(真姫ちゃんは私の事をずっと見てた・・・? どうして・・・? もしかして私の事を・・・? いやいや何自惚れているのよ私は・・・。今日現実を突き付けられたばっかりじゃない・・・。私はそんなに簡単に人から好かれる人間じゃないの)

にこ(特に真姫ちゃんからはそう。真姫ちゃんは初めて会った時からずっと、私に対しては無愛想だし。何かと突っかかってくるし。それに、私が呪いに掛ってもなお、真姫ちゃんはいつも通りだったし)

にこ(・・・・・いつも通りだった―――)



〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

希「『愛情表現』を知らない人がいたとして、その人が呪いに掛っているにこっちと接したらどうなるんかな〜」

にこ「さあね。 “いつも通り” なんじゃないの」

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にこ「・・・・・・えっ?」

にこ(真姫ちゃんは “いつも通り” にすることしか『愛情表現』を知らないとしたら・・・・・・・・・・・)

にこ(えっ? えっ? ま、待って待って! だとしたら、呪いとか関係なく、真姫ちゃんはずっと前から私の事・・・)


    トクンッ





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