勇者「よーし、いっちょ叛乱でもするか!」
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247: ◆EpvVHyg9JE[saga]
2018/08/18(土) 23:42:02.28 ID:yYJTY5ji0
ドタールの柔らかな音色が聞こえた。
ジザフで唯一の妓館。
給料が良いので、ここに勤める十代の女性は少なくない。

魔剣士「所詮は妓館。負の印象が拭えませんわ」

呼び込みの遊妓が桑の木の下で、絹服を縫っていた。
官員の着物を縫っているのだ。
ジザフの妓館では性的サービスだけでなく、実用的な雑務もこなしてくれる。

子供の世話から畑の農作業までお手の物。
何でも屋のような側面も持つのだった。
そのため、衣類を担いだ老婆が妓館へ入っていく様子もたまに見かける。

魔剣士「剣士様が行きそうな場所といったら、ここしかないですわね」

扉を乱暴に開け、ずかずかと中に押し入る。
武装した女がいきなり飛び込んできたのだ。
悲鳴をあげて逃げ惑う遊妓達。
魔剣士は部屋の並ぶ2階へと足を運んだ。

剣士「ほらほら、もっとしゃぶりなよ」

遊妓「よろしいの……ですかぁ……」

半ば喘ぐような女の声。思わず魔剣の柄に手をかける。

魔剣士(しゃぶる……? 一体ナニを……)

剣士「好きなだけ、しゃぶっていいんだよ。洗濯とか、料理とか、いつもお世話になってるじゃない。そのお礼だ」

遊妓「あふッ……んッ……んッ……///」

魔剣士(ななッ! とてもヒワイな音がしますわ!)

剣士「イイねぇ〜! イイ顔するじゃない君、俺まで興奮してきちゃったよ。やっぱり美味しいよね」

魔剣士「何してらっしゃるの、このヘンターイ!」

剣士「わーッ! ってなんだ、魔剣士ちゃんか……」

銀髪の青年は笑いながら、寝台の上にあった桃色の花をつまみ上げた。

剣士「庭先に花が咲いてたんだけど、これが美味いのなんの。魔剣士ちゃんもしゃぶってみる? 蜜のまろやかさと花の芳しい香りが絶妙にマッチし(ry」

魔剣士は無言で拳を握りしめ、ヘラヘラ笑っている剣士の顔面を殴り飛ばした。


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