勇者「よーし、いっちょ叛乱でもするか!」
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242: ◆EpvVHyg9JE[saga]
2018/08/11(土) 00:23:48.53 ID:pZhPrSd+0
戦士「そろそろ、頃合いだろう。戦士隊の底力、今こそ見せる時ぞ」

戦士は兵が密集していない場所から、陣の内側へと潜り込んだ。
方陣は半分以下まで小さくなっている。懸命にまとまろうとするも、そこは戦士隊が許さなかった。
即座に割り込み、盾隊を分断する。

戦士「見えたぞ。悠長に盾など構えおって」

中央に佇む老将の姿を認めた。
己の背丈よりも大きい盾を構え、状況の分析を行っている。

一瞬の油断が、戦場では命取りとなるのだ。
戦士は無力化した盾の海を突き抜け、盾士の首筋に戦斧を振り下ろした。

戦士「はあッ!」

盾士「むんッ!」

咄嗟に反応し、打撃を防ぐ盾士。
飛び散る蒼白い火花。
耳障りな金属音が、訓練終了の合図となった。

戦士「吾輩の勝ちですな、叔父上」

盾士「……やれやれ、降参じゃ。奇妙な戦法を使いおって」


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