1:名無しNIPPER[sage]
2017/11/28(火) 02:51:22.76 ID:DTs0QAHJ0
戸塚「好きな人がいるんだ」
夕方,校門で出会った部活帰りで,体操服の格好をした戸塚は唐突にそう告げた.
八幡「えっ」
戸塚「えへへ.好きな人のことは,まず八幡に打ち明けようと決めていたんだよ.びっくりした?」
八幡「…ああ」
俺は驚いていたし,心底から幸せそうな戸塚を祝福してやろうという気もちもあった.
ただ戸塚が,それを言うために俺を待っていたのだと思うと,おっくうになった.だから返事も自然とそっけなくなる
戸塚「ずっと気になっていたんだけど,その人に告白する思い切りがつかなくて,悩んでいたんだ.
でも今朝,海老名さんの話を聞いて決心できた.それで,今日,告白しようと思って」
そんなに頬を赤らめて,早口で言うなよ.こっちまでなんだか背中がむず痒くなる.
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2:名無しNIPPER[sage]
2017/11/28(火) 02:52:49.70 ID:DTs0QAHJ0
八幡「それで相手は,どんな人物なんだ?」
大天使戸塚が好きになると言うのだから,神のごとき清らかな心の持ち主か.
あるいは,雪ノ下さんのような希代の悪魔だ.
3:名無しNIPPER[sage]
2017/11/28(火) 02:54:07.67 ID:DTs0QAHJ0
首を傾げる俺に業を煮やしたのか,戸塚が俺の人差し指をつまみあげて,顔の前まで持ち上げた.
指の向く方には,自分の腐った目がある.
戸塚「はーちーまーんーっ!」
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