2:名無しNIPPER[sage]
2017/11/28(火) 02:52:49.70 ID:DTs0QAHJ0
八幡「それで相手は,どんな人物なんだ?」
大天使戸塚が好きになると言うのだから,神のごとき清らかな心の持ち主か.
あるいは,雪ノ下さんのような希代の悪魔だ.
この学校で,その一線を超えそうなやつは幾人か思い当たりはするが
戸塚と特別仲がよかったようには見えなかった.
戸塚「えっと.一見ぶっきらぼうだけど優しい人で,傷ついても前を向いているところ,それが…きっと好きな,理由」
昔の番長みたいな女性だな.戸塚の言葉を鵜呑みにするなら,嫉妬するレベルだ.
でも,それはきっと真実ではない.
恋は盲目で,多くの場合相手を近くに置きすぎて,全体が見えていない.
ソースは俺.クラス中に俺が告白したことを触れ回った女の子を,なぜ好きになったのか,今となっては分からない.
八幡「そうか,俺とは気が合わなそうだが.告白,上手くいくといいな」
同時に,物事はなるようになる部分もある.相手の欠点を見つけたからと言って,幻滅するような戸塚ではない.たった一年程度の付き合いの俺でもそれくらい,戸塚のことは分かっているつもりだ.
戸塚「あはは….やっぱり気づかないんだね,八幡は」
八幡「?まあ,俺が思いつく限りで言えば,当てはまるやつは川崎ぐらいか」
戸塚「もうっ.いいよ,僕がはっきり言うから」
戸塚「僕が好きなのはっ――――はちまんなんだよ」
はちまん,はて,そんな女いただろうか.
あるいは,はちまさんか.
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