3: ◆5KM6wAIMXVHW
2017/11/25(土) 14:53:33.99 ID:/qQ60XGi0
常務の言葉に引っかかりを覚えながらも
俺はLiPPSが待機しているという部屋の前までやってきた。
コンコン
モバP「失礼するよ。この度、新しく君達の担当になった・・・」
周子「ああ、常務から聞いてるよ〜。新しい担当さんになったんだってね〜。」
俺の自己紹介に塩見周子が割り込んできた。
ソファーに座ってスマホをいじりながら、興味なさげにしている。
モバP「ああ、今日から君達と一緒にLiPPSを盛り上げていきたい。」
周子「・・・前担当してたプロデューサーも、そう言ってたんだよね。
もういなくなって、この惨状だけどさ。」
モバP「・・・惨状?」
周子「そっ!トップアイドルだったのも今は昔。今は事務所のお荷物ユニットなのだ〜」
モバP「何言ってるんだ。あっ、美嘉、久しぶりだな。」
俺は周子から話題をそらすように、美嘉に話を振った
美嘉は担当ではなかったが、前に何度か一緒に仕事をしたことがある。
ギャルと名乗っているが根は真面目で、とても明るい子だったはずだが・・・
美嘉「・・・うん、久しぶり。」
今の美嘉は、その時の面影はまるでなく。
暗い顔をしながら、ずっと俯いていた。こちらに顔も向けやしない
モバP「それと・・・」
俺はフレデリカに目をやった。
前に仕事を一緒にしたときは、活発で場を盛り上げるムードメーカーだったが・・・
フレデリカ「・・・・フンフーン・・・」
こちらを見もせずに鼻歌を歌っている。心ここにあらずと言った感じだ。
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