64:名無しNIPPER[saga]
2017/12/18(月) 20:22:22.30 ID:AHCstnE90
『ココ! セガールだ! セガールが乗ってる!』
「は、え? セガール?」
物思いから現実に引き戻される。通信機から響いてきた少年兵の声によって。
咄嗟に思い出したのは、しばらく前に封切されたハリウッド映画のことだった。
スティーブン・セガールがASをアイキドーで投げ飛ばし、あまつさえそのシーンをCG無しで撮影したという前評判が話題となっていたもので、
ネットレンタルサービスでダウンロードして船内で上映会を開いたのだが――
『ああ、ごめん――山岳部隊に居た頃に会った傭兵だよ。僕と同じ少年兵だったから、覚えてた。"正義の傭兵部隊"に入ったのか?』
「あ、ああ。なるほどね」
物を無理やり飲み下すように頷いて、混乱した脳内を何とか落ち着かせる。
「少年兵……傭兵、か」
独りごちるように呟き、ココ・ヘクマティアルは伏せていた雪の遮蔽から立ち上がった。そのまま白いASの方へゆっくりと歩き出す。
「最高だよ、ヨナ。後でちゅーをしてあげるから、彼を抑えていてくれ――勝負はここからだ」
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