49:名無しNIPPER[saga]
2017/11/26(日) 02:42:01.83 ID:9ajXHJzP0
◇◇◇
「やるじゃないの、ベン!」
歓声を上げて、メリッサはアサルトライフルに新しい弾倉を叩き込んだ。素早く弾倉に一発目を送り込んで、木の影から銃口を突き出す。
これでこちらは2対2だ。単純な歩兵としての技量で比べれば、自分とクルーゾーの方が向こうの少年兵と爆弾魔よりも高い。
クルツが向こうの二人を抑えている間に、こちらで二人を制圧する。
あるいはクルーゾーが向こうの狙撃手のひとりでも抑えてくれれば、フリーになったクルツの狙撃で決められる。
どちらにせよ、βの到達も"切り札"の発動も待たずに勝利を得ることができる。状況はこちらに大きく傾いた。
心なしか、敵の弾幕が薄くなったような気さえしてくる。メリッサは獰猛な笑みを浮かべながら、反撃を開始した。
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