8:名無しNIPPER
2017/11/16(木) 15:24:29.32 ID:5fkFdj7q0
「少し休むか?」
その姿から半ば無理やり目を逸らし、俺は休憩を提案する。
「いや、その必要はないわ」
「でも……!!」
「もうすぐなのでしょう?」
立ち上がった彼女は、服に付いた枯葉や土を軽く払うと、俺の目をまっすぐに見つめ返した。
「そ、それはそうだが」
「じゃあ何の問題もないわ」
行きましょう。そう、目が言っていた。
「お、おう」
彼女の勢いに気おされて。俺はそう呟いて、前を見るしかなかった。
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