神崎蘭子から逃げていた
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36:名無しNIPPER
2017/11/16(木) 12:25:19.94 ID:sxZEr0ye0
ステージでの時間は一瞬のようだったのに、ステージを捌けてからの時間はやたらと長く感じられた。
 
舞台裏に戻ってきた蘭子は肩で息をして、化粧をしていても頬が赤いのがわかった。
 
視界は霞んで歪んでるけど、声は震えてるけど、頑張った蘭子を笑顔で迎え入れよう。

「蘭子、よく頑張った! 最高のステージだった!」

当の蘭子は、ライブの堂々たる勢いはどこへやら。
 
スカートの裾を掴み、噛み締めるように声を出す。
  
「プ、プロ……デューサー……あ、あの……」
 
「どうした?」
 
「あの……私、やっぱり、普通じゃないし、それじゃダメなのかなって思ってた」


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