3:名無しNIPPER[sage saga]
2017/11/15(水) 04:45:49.24 ID:2PJCv+pLO
P(ミステリアスな雰囲気に惹かれ、また、そんな彼女にアイドルという可能性を見出し、そうしてスカウトしたのが俺)
P(そんな不思議な彼女が、俺を街へ誘い出した)
P(まさに逢い引きという言葉がしっくりと当てはまる。そんな雰囲気だった)
P(重ね重ね言っておくと、俺と彼女は恋愛関係にはない。ただ、そんな雰囲気だったのだ。そう言うしかない)
P(都内某所。20時を過ぎたところ)
P(アイドルである彼女は、今日はオフであった。対する俺は仕事を抱え、ようやく一日分のそれを片付けたところだ)
P(彼女以外にも何人か担当を抱えていることもあり、日々のスケジュールの把握とか売り出しという名の営業とか、様々な業務が俺にのしかかっている)
P(スケジュール管理などは完全にマネージャーの領分なのだが、まだまだ駆け出しである事務所ではそういった人間の数も少なく、なかなか手が回らない)
P(まあ、今の自分を願ったのも自分自身には変わりない。だから俺のつまらない身の上話などどうでもいい)
P(――問題は彼女である)
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