4:名無しNIPPER[sage saga]
2017/11/15(水) 04:48:56.90 ID:2PJCv+pLO
P(俺の担当の一人である彼女。急に俺という人間を繁華街に呼び出したのだ)
P(彼女は現在、アイドルとしても軌道に乗り右肩上がりの状態だ)
P(そんな多忙であり煌びやかな日々を生きている人間が、自身の束の間の休日に擦り切れた馬車馬のような青年一人を呼び出そうなんて)
P(我ながら言っていて虚しくなるが)
P(ともかく、俺と高垣楓という人間はプロデューサーとアイドルという関係であり、それ以上でもそれ以下でもない。彼女という人間を知ってはいるが、知らない)
P(彼女という偶像を創り出した張本人として、これは戒めなのかもしれない)
P(俺は彼女を知る必要がある)
P(何故か罪悪感のようなものが胸を締め付ける)
P(都内某所。とある繁華街)
P(巨大な迷路の駅を出ると、妖しく絢爛なネオンサインが煌々と街中を満たしている)
P(夜光虫のように、その明かりに誘い出される群衆)
P(雑踏に流され、巨大な街頭スクリーンの下……)
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