24:名無しNIPPER[saga]
2017/11/13(月) 19:18:11.39 ID:AW4FyFFm0
二分。
意外とかかった。
どう、と大きな音を立てて五人目が仰向けに倒れ込む。
予想していたとおり、こいつらは大したことない雑魚だった。
最初の威勢はどこへやら、最後の一人など完全にびびって後ろ足を踏んでいた。
だが、それでも奴らは逃げずに向かってきた。
おそらく背後に丸眼鏡がいるためだろう。逃げようとすればあいつにやられるというわけだ。
敵前逃亡するようなやつに慈悲はない。まったく非情な世界である。
"流天十勁"は、そういう教えじゃないはずなんだけどな。
丸眼鏡がぬらりと蛇のような動きで近づいてくる。
左腕をだらりと垂らしたその構え。間違いなく"戴天"の構えだ。
もうわかっていた。こいつも"使う"。
こんなところで同門に会うとは驚いた。不覚にもわずかに感動してしまう。
支部は本当にあったのか。ぜんぜん俺は知らなかった。
とはいえ、力量差を見誤るような俺ではない。
はじめに見た限りでは、確実に俺の方が強い。
なにも心配することはない。普段通りやれば勝てるはずだ。
丸眼鏡が音も立てずに疾駆した。
俺が知覚するよりもはるかに速く、一瞬で懐に潜り込まれる。
――なに、も。
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