18:名無しNIPPER[saga]
2017/11/13(月) 19:06:05.87 ID:AW4FyFFm0
ここはあまりにも居心地がよすぎた。
"流天"はここにあると心の底から信じてしまうほどに。
"流天"とは天職とも、悟りとも、生き甲斐とも言い換えることができる。
そいつにとっての生涯をとして追い求めるもの、常に流動し変化を繰り返しながら、
いつ何時もそばにありしかし決して手にできないもの、それこそが"流天"だ。
山男は際限なく高い山を求め続ける。冒険家はいつでも未踏の地を夢見てる。
山はすぐそこに見えるというのに、地球儀はAmazonにだって売ってるのに、それでも彼等は止まらない。
彼等にとっての"流天"がそこにあるからだ。
俺にとってのプロデューサー業も、中野有香という存在も、ひとつの"流天"であると信じていた。
そう、あいつ等がくるまでは。
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