白菊ほたる「私も、ウサミンでした」
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9: ◆cgcCmk1QIM[saga]
2017/11/12(日) 20:25:54.59 ID:W1uOFZeg0
そう。

誰も、止めることは出来ませんでした。

出来るのは、ただ、見守ること。

もう無理だと言われて、苦痛をこらえて、もう1日、もう1日と『ウサミン』を続ける菜々さんを見守ることだけ。

きっとそれは、皆、同じだったのではないでしょうか。

「―――さあ、問答をしている暇はないぞ」

涙をこらえる雪美ちゃんを鼓舞するように手を打って、トレーナーさんが声を上げます。

「安部の最後のライブで、最高のパフォーマンスを見せること。それがお前達に贈れる、ただひとつの餞だと思うがいい」

雪美ちゃんは目元を拭い、背筋を延ばして、大きく『はい』と答えました―――



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