3: ◆cgcCmk1QIM[saga]
2017/11/10(金) 12:10:34.95 ID:x4RVEtCJ0
●夕方の事務所/ちひろさんのデスク
ちひろ「なるほどそれで私のところに」
4: ◆cgcCmk1QIM[saga]
2017/11/10(金) 12:11:08.23 ID:x4RVEtCJ0
ちひろ「ほたるちゃん、当日は行くつもりですか?」
ほたる「菜々さんと雪美ちゃんが良いといってくれたら、ですが」
5: ◆cgcCmk1QIM[saga]
2017/11/10(金) 12:11:36.31 ID:x4RVEtCJ0
●数日後のレッスンスタジオ/休憩中
雪美「…あのね…ほんとは、ね」
6: ◆cgcCmk1QIM[saga]
2017/11/10(金) 12:13:11.00 ID:x4RVEtCJ0
ほたる(…ウサミンは『歌って踊れる声優アイドルを目指してウサミン星からやって来た、17歳の女の子』です)
ほたる(声援とウサミンパワーでメルヘンチェンジして、カラフルメイドとかになります)
7: ◆cgcCmk1QIM[saga]
2017/11/10(金) 12:14:05.56 ID:x4RVEtCJ0
ほたる(それに失敗したら、雪美ちゃんは傷つくのではないでしょうか)
ほたる(雪美ちゃんのきらきらした笑顔を見ていると、菜々さんが『メルヘンチェンジを見せてあげる』と請合った理由が解る気がしました)
ほたる(だけど、それはひどく高いハードルなのではないでしょうか)
8: ◆cgcCmk1QIM[saga]
2017/11/10(金) 12:14:34.37 ID:x4RVEtCJ0
●当日朝/事務所前
菜々「あっ!雪美ちゃん、ほたるちゃん。おはようございまーす!!」
9: ◆cgcCmk1QIM[saga]
2017/11/10(金) 12:15:16.49 ID:x4RVEtCJ0
●当日・地階第二倉庫/レッスン後
菜々「あ、雪美ちゃん、いらっしゃい!ちゃんとレッスン、頑張ってきましたか?」
10: ◆cgcCmk1QIM[saga]
2017/11/10(金) 12:15:46.94 ID:x4RVEtCJ0
ほたる(私は、目を疑いました)
ほたる(そのとき、パッと照明がついて、あたりが眩しくなって―――)
ほたる(バトンを手にした菜々さんがくるりと回ると同時にキラキラッて光って―――)
ほたる(そしたらそこには、さっきまでの服はもうどこにもありません。キラキラ光る可愛い衣装。ウサギの耳…)
11: ◆cgcCmk1QIM[saga]
2017/11/10(金) 12:16:27.65 ID:x4RVEtCJ0
ほたる「すごい…すごかったです!!」
ほたる(一曲どころか何曲も歌って、雪美ちゃんを送り出して、あとは私と菜々さんの二人だけ)
ほたる(私は驚きを隠せず、興奮していました)
12: ◆cgcCmk1QIM[saga]
2017/11/10(金) 12:17:34.23 ID:x4RVEtCJ0
菜々「スカートと袖は大きく膨らんで欲しかったのでプラスチックのボーンが入れてあります。照明に輝くようにスパンコールを沢山つけて、構造上許される限り光沢素材を使いました。回転しながら全身一度に変わって、照明を浴びてあちこちが光るから―――どうやって変わったのか解らない。ぱっと見には『変身』したようにしか見えなかったでしょうね」
ほたる「凄い―――え、菜々さん?」
13: ◆cgcCmk1QIM[saga]
2017/11/10(金) 12:18:12.45 ID:x4RVEtCJ0
菜々「ずーっと夢を見てる子は、居ません。誰だっていつかは夢から覚めるもの…だけど、いつ夢から覚めるかは、自分で選びたいじゃないですか」
ほたる「……」
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