三船美優「純情な想いに酔わせていただけませんか……?」
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◆TDuorh6/aM
[saga]
2017/11/18(土) 17:45:07.57 ID:x70w6ZlzO
「さて、そろそろお風呂入って寝ましょうか」
「……え、ええ?!い、一緒にですか……?」
言ってない、筈。
心に羽が生えて勝手に願望を口にしてしまっていたかもしれないが、多分言ってない。
「流石に二人で入れるほど大きな風呂場じゃないんで……」
「で、ですよね……はぁ……」
露骨にがっかりされてもちょっと困るのだが。
そこまで積極的な女性だっただろうか。
「それじゃ美優さん、先どうぞ」
「ありがとうございます……あの、決して、絶対に覗かないで下さいね……?」
「神に誓って」
「……そうですか……そうですよね……私の身体になんて、貴方は興味ありませんよね……」
「今からちょっと神倒してきます」
そんなやりとりをしてから、順番にお風呂を済ませる。
もちろん覗いてはいない。
それは、こう……ダメな気がした。
そういうのは正しい手順を踏んでから、的な思考で。
パジャマ姿の美優さんの破壊力は高かった。
こんな光景が自宅にあるなんて。
世界絶景スポットに自宅を登録出来ないだろうか。
記念に、と一枚だけ写真を撮らせてもらう。
「あ……ホットミルクです。ぐっすり眠れるように、と」
「ありがとうございます。頂きますね」
果たして一つ屋根の下に美優さんがいる状況でぐっすり眠れるだろうか。
昨日はなんか色々な疲れて普通に眠れてしまっていたが、改めてこうなると心が落ち着かない。
「あ、布団一組しかないんで俺ソファで寝ますね」
「すみません、お布団だけ持ってくるのを忘れてしまって。ですから、貴方に悪いですし……い、一緒に寝ませんか……?」
流石にそれはまずいだろう。
なんというかこう、早過ぎる気がする。
尚更気持ち的に寝れなくなってしまうだろうし。
明日は仕事だし、布団一組だと流石に狭すぎて密着する事になってしまうし。
「是非よろしくお願いします」
「はい……こ、こちらこそ……」
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