三船美優「純情な想いに酔わせていただけませんか……?」
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52: ◆TDuorh6/aM[saga]
2017/11/18(土) 17:46:01.22 ID:x70w6ZlzO


 二人で一組の布団に潜る。
 最初は譲り合って牽制しあっていたが、流石に少し寒くなってきたので二人同時に潜った。
 なんだこの付き合いたてのカップルは。
 実際その通りなのだが。

「……あったかい、ですね……」

「はい……」

 会話が続かない。
 緊張しすぎて本当に眠れる気がしなかった。

「……プロデューサーさん。あの日、貴方に出会えて……本当に良かったです」

 ふと、美優さんの方から口を開いた。

「正直、あの時俺少し酔ってたんです……だからこう、勢いというかなんといえばいいか……」

「……でも、そのおかげで……私はずっと幸せな想いに酔う事が出来ましたから……今では本当に運命だったんじゃないか、なんて思うんです」

「まさか、一緒に同じ布団で眠る日が来るなんて思いもしませんでしたよ」

「では、そういう運命なんだと思って……これからも、一緒に過ごして頂けませんか?」

「……こちらこそ。これからもずっと……一緒にいて下さい」

「……はい……っ!」

 ギュッ、と。

 美優さんに抱き付かれる。
 俺も両手を彼女の差に回して抱きしめた。
 密着した部分から伝わってくる彼女の鼓動が、なんとなく心地よい。
 幸せと安心に包まれているような、そんな感覚。

 気が付けば、俺は眠りへと落ちていた。




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