三船美優「純情な想いに酔わせていただけませんか……?」
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◆TDuorh6/aM
[saga]
2017/11/08(水) 17:16:23.68 ID:+HK+5YK6O
「三船さん。アイドルに興味はありませんか?」
「……え?アイドルって、あの……若い女の子が、歌って踊る……?」
「はい。俺、とある事務所でプロデューサーの様なものをやってまして。此方が名刺になります」
すっと、彼女に名刺を渡す。
えっ?という表情をされたと言うことは、彼女もうちのプロダクションは知っていたのかもしれない。
「ありがたいですけど……私には、向いてないと思います。もう20代の真ん中ですし、ただのOLにそんな事……」
「そんなことはありません!」
つい、大声をあげてしまった。
「貴女は変化を求めていた、慣れない事をしようとしていた、誰かに気付いて貰いたかった、背伸びをしようとした……その全てを叶えられる場所なんです!遅いも早いもありません!」
かなり熱が入ってしまった。
なるほど、自分で思っている以上に俺はこの仕事に誇りを持っていたようだ。
そして、目の前で諦めようとしている女性を諦める事が出来なかったらしい。
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