三船美優「純情な想いに酔わせていただけませんか……?」
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3: ◆TDuorh6/aM[saga]
2017/11/08(水) 17:15:30.49 ID:+HK+5YK6O


 彼女は、変わりたかったのだろうか。
 誰かに、気付いて貰いたかったのだろうか。
 大人に、なりたかったのだろうか。
 子供に、憧れているのだろうか。

「……すみません、もう大丈夫ですから……これ以上、構わないで下さい」

 そういうわけにもいかないだろう。
 見捨てるには気分が悪い。
 それに、せっかく出会ったのだ。
 少しくらいこっちの話をしたってバチは当たらないだろう。

「お名前、聞いても大丈夫ですか?」

「あ……ええと、三船、美優です……」

 三船美優さん、か。
 さて……若干酔いは残ってるけど、きちんと届くかどうか。



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