三船美優「純情な想いに酔わせていただけませんか……?」
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◆TDuorh6/aM
[saga]
2017/11/08(水) 17:14:43.61 ID:+HK+5YK6O
初めての出会いは、とある歩道橋だった。
失敗続きのスカウトに嫌気がさし、一人寂しくビールを煽った帰り道。
次に失敗したら、本当に俺は向いてなかったんだと諦めようなんて思っていて。
もういっそのこと空から美人が降ってきたり何処かに落ちてたりしないかな、なんてアホな事を考え始めていた時。
歩道橋を登り、寒い夜道に恨みを飛ばしていたところで……
「……はぁ」
俺は、彼女と出会った。
「……大丈夫ですか?飲み過ぎですか?」
「……えっ?あ、いえ……」
蹲った彼女は、俺の声に反応して此方を向く。
何となく声を掛けてみたが、とんでもない美人だった。
落ちてるもんだな、美人なんて失礼な事を考えてしまう。
それくらいタイミングが良くて、なんだか運命的な出会いだな、なんて柄にもない事を考えてしまって。
「買ったばかりのヒールが折れてしまって……散々です。本当に……散々で……」
明るい栗色の長い髪を揺らし、彼女は首を振った。
「慣れない靴を履いて、背伸びしたくらいでは……人は、変われないんですね。靴を変えた事も、誰にも気付いて貰えなくて……」
わかるー、と軽く返せそうな雰囲気ではなかった。
思ったよりも良く話す女性なのかもしれない。
「……そんな事、分かってるくらい大人だったつもりなのに……」
「……諦めを学ぶ事が大人になるって事ではないと思いますよ」
……?
俺は何を言っているんだろう。
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