三船美優「純情な想いに酔わせていただけませんか……?」
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◆TDuorh6/aM
[saga]
2017/11/13(月) 18:35:01.80 ID:+NMp4x7MO
「……ふふっ、私……少し浮かれてたのかもしれせん……」
「いえ、誤解を解こうとしなかったのはこっちですから……誤解を解こうとしないのは、嘘をついているのと何ら変わりません」
そして。
ここまでが事実、俺の謝罪。
過ぎた誤ちへの尻拭い。
ここからは……
「……三船さん。俺はプロデューサーで、貴女はアイドルです。今結婚なんて、かなり厳しいと思います」
「分かってます。分かって……いたのに……」
「だから……」
一旦息を吸い込む。
想いを伝えるのが、こんなに緊張すると思わなかった。
失望さてれ、失敗に終わる可能性だってある。
それでも……
「いつになるかは分かりませんが……結婚を前提に、俺と付き合って貰えませんか?」
きちんと、俺の気持ちを告げた。
「今日一日、とても楽しかったです。朝食を一緒に食べたり、一緒に観る映画を選んだり、お帰りなさいって言ってもらったり。こんな幸せを……これからも、貴女と続けたいです」
「……え……」
「あの言葉にプロポーズの意味はありませんでした。でも今、貴女が大好きだと言う気持ちは本当です」
「……本当、ですか?」
「本当です。改めて、今から……俺と、付き合って貰えませんか?」
束の間の沈黙。
都合の良い男だと言うことはわかっている。
ダメと言われたら、引っ叩かれたらそれまでだ。
仕事に関しても、出来る限り責任を取ろう。
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