三船美優「純情な想いに酔わせていただけませんか……?」
1- 20
36: ◆TDuorh6/aM[saga]
2017/11/13(月) 18:35:54.93 ID:+NMp4x7MO


「……信じられません」

「……そう、ですか……」

 想いを伝えて、断れる事がこんなに辛いなんて。
 お互い全く得のない出来事が、ここで終わった。

「……美優、って呼んでくれない貴方なんて……」

「……え?」

「貴方の想いが本当か……証拠を、見せて下さい」

 そう言って、三船さんが目を瞑った。

 きっとこれは、そう言う事でいいのだろう。
 雰囲気があるかどうかなんて、脳がオーバーフローしかけてて分からないが。
 それでも今俺が為すべき事は分かっている。
 どうすれば俺の想いが本物か伝わるかなんて、もう分かっている。

「……ありがとう、美優」

 証拠として渡したものは。
 証拠として行った行為は。

 少しばかり、甘ったるかった。




<<前のレス[*]次のレス[#]>>
57Res/51.63 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice