三船美優「純情な想いに酔わせていただけませんか……?」
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33: ◆TDuorh6/aM[saga]
2017/11/13(月) 18:33:02.24 ID:+NMp4x7MO


「ふぅ……お疲れ様でした」

 デートを終えて、夕方ごろに自宅に着いた。
 結構歩き回ったのでなかなか足が疲れている。

「えっと……お帰りなさい、貴方」

「……ただいま、美優」

 子供の頃は当たり前にしていたやりとりが、堪らなく心地よい。
 夫婦としては、あたりまえのやりとりなのだろう。
 この会話を、これからも……
 午後ずっと悩んでいた事は、少しだけ薄くなった。

「夕飯は……どうしましょうか?」

 三船さんが夕飯を作ってくれるつもりなのだろう。
 それはとてもありがたいことだが。
 その前に、きちんと。
 伝えなければならない言葉が、伝えなければいけない想いがある。

「……三船さん」

「はい……美優、って呼んでくれると嬉しいんですけど……」

 今、それはダメだ。
 きちんと言葉にしなければ。

「少し、お話があります」




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