63:名無しNIPPER[saga]
2017/11/10(金) 05:12:16.61 ID:uuR+QXp40
「気にしないで」
そう言いながら僕は彼女に微笑んでみる。
心に形は無いから、先ほどのはあくまで例え話の一環。
これから彼女に起こるのは幸せな事柄ばかり。祝福の花吹雪で毎日を過ごすのだ。
たった一年の間だけとはいえ、僕がそうしてみせる。
その度に泣かれては脱水症状でも起こしかねない。
僕がしてあげられそうなのは、サンディの傷ついた心と体をこれからゆっくり戻すこと。
今まで生きてきた結果で積み上げられた心身を大事にしながら、また新しく形成していけば良いだけ。
結論は至って単純。シンプルこそが難しくも美しいのだ。
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