511:名無しNIPPER[saga]
2020/01/06(月) 21:24:58.75 ID:lpdju8Jx0
「でもサンディのご褒美で買ったんだから、二つ食べていいんだよ?」
「あ、そ、それはですね……今日読んだ本に……」
「何か書いてあったの?」
「“愛する人には、全てを注ぐの。何も見返りを望まずに。”って……」
視界の端でマオくんが、やるじゃん、と言わんばかりの顔をしている。
お兄さんがパ〇コを返そうとしたから、口から咄嗟に出た言葉なんだけれど。
愛などと大層な言葉を使ってしまい、恥ずかしさが止まらない。
「『献身』か。僕もそう在りたいな。いい本を読んでいるね、サンディ」
そういうと、またしても頭を優しく撫でてくる。
慈しむように触れてくるから、胸がいっぱいになってしまう。
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