512:名無しNIPPER[saga]
2020/01/06(月) 21:29:52.70 ID:lpdju8Jx0
アイスをガリガリと齧りつつ、何やら考えていたマオくん。
「ああ……そういう事ね……」と呟きながら、
ハズレの表記が出たまま半分残っているアイスを銜えつつ、テーブルを片付け始めた。
お兄さんはそれに気づいて、事務所に置いてある時計に目を向けた。
「もう塾の時間か。自分で気づけてえらいね。
またこうしてサンディと一緒に遊んでくれたらうれしいな」
「はい、また来ます。 俺、サンディと気が合いそうなんで」
お兄さんは嬉しそうに、うんうんと頷いている。
そして勉強道具をすべて仕舞い込んだマオくんが、帰る前にそっと私に耳打ちする。
「大変だな……」
「なにが?」
「いや、なんでもない……。二人のおかげで、一つ勉強になったよ」
「?」
「岡目八目、ってやつ」
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