男「元奴隷が居候する事になった」【安価有】
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447:名無しNIPPER[saga]
2018/10/15(月) 22:28:33.23 ID:4uI/TZsD0

謎のプレッシャーを感じつつ、ふと相手の方を見てみると、マオ君が店員さんの手を握っていた。

彼女はポカンとしながらも握られるがまま。

マオ君は顔を見られないように俯きながら、しかして真っ赤な耳で呟いた。


「姉ちゃんは俺がもらうから、いいだろ」


男前ですやん。なんて分かり易い初恋なんだ……!

敵意の目線を向けられていた事も理解した。

なるほど、お兄さんは全力で君の応援をするぞ。

そんな事を言われた当の本人は。


「はーーーー!! もう、可愛い!!!
 姉ちゃんね、アンタがそんな事を言わなくなるまで、ずっと甘やかしてあげるからね!!!」


それを聞いたマオ君は、サンディと同じように無表情で死んだ魚のような目をしていた。

 


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