446:名無しNIPPER[saga]
2018/10/15(月) 22:20:56.47 ID:4uI/TZsD0
「で、でもお姉さんはきっとその内いい人ができますよ。お綺麗なんですから」
「いいんです、いいんです……。その優しさにしばし癒させてもらいます……」
「何なら僕が嫁さんにしたいくらいですよ」
「えー、ほんとにですか……?」
何となくお姉さんがまんざらでもない顔を向けてくる。
と、同時に空いた片手がギュッと握られた。
なんぞと思いながら視線を向けると、無表情でたこ焼きをもぐつかせながら
サンディが僕の手を握ってきていた。
よくよく顔を覗き込むと目は虚ろで、瞳の中にはまるで出会った時のような
感情を殺したようなどんよりとした黒が見える。
えっ、サンディさんこわい。どうしたの?
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