409:名無しNIPPER[saga]
2018/07/03(火) 02:40:50.97 ID:DNR4q8jP0
やれやれ、という表情のマスターは続けて言う。
「そういえば今日はあのお嬢さんはどうした?」
「ああ。ここの店のすぐ傍に出来た本屋さんにいるよ」
「一人にしてもいいのか?」
「あんまり僕がべったりなのも息苦しいのかなって。
本を買ったらこの店に来るように伝えているよ」
「なんだ、少しは何某かを考えてるんだな」
「まぁね。一応保護者だし」
鼻垂れ小僧がえらくなったもんだ、と何故だかマスターは少し嬉しそうだ。
そんなに昔からの知り合いじゃないでしょ、と突っ込んでみると
会ったときからずっと鼻垂れ小僧だよ阿呆、と返された。
貴方には頭が上がらないから、そりゃぐぅの音も出ないときたもんだ。
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