391:名無しNIPPER[saga]
2018/06/09(土) 00:38:16.71 ID:JHw0RtO20
僕は自分で軽く二息ほど吹きかけ温度を覚まし、さっそく味見をしてみる。
うん、良い出汁が出ている。これは随分と料理上手になったもんだ。
年齢的にはまだ幼いという言葉が当て嵌まるのに、本当に君はしっかりしている。
思わずサンディの頭に手を置いて、くしゃくしゃと軽く撫でてみた。
彼女はうひゃっ、と声を上げて驚いてはいたものの、少し俯きがちに僕の手を享受してくれた。
「うん、美味しい。サンディは良いお嫁さんになるよ」
「ほ、本当ですか!!」
とても嬉しそうな顔で喜んでくれるサンディ。
良いお嫁さんになるのは本心だ。確定事項と言ってもいい。
まだまだ小さいけれど、もう数年もすれば
世の男性が放ってはおけない素敵なレディになるだろう。
あとは悪い虫が寄って来ないよう、撃退方法を伝えておくのが僕の役目か。
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